Azure VMを閉域にするためのAzure FWの設定

Azure

Azure VM(WindowsServer)を極力閉鎖環境にしたいという時に、必要最低限の通信のみ許可する必要があります。

特に検討が必要なのは以下2点

  • WindowsUpdate
  • Windows OSの認証

他にもあるかもしれませんが、個別要件は一旦除外します。

WindowsUpdate

Azure Firewall では、アプリケーション ルールの Destination Type を [FQDN タグ]

ターゲットを [WindowsUpdate] にして許可ルールを設定することで Windews Update関連の通信を許可することが可能。

<参考>

Azure Firewall の FQDN タグの概要
FQDN タグは、よく知られている Microsoft サービスに関連付けられた完全修飾ドメイン名 (FQDN) のグループを表します。

(抜粋)

———————————–

たとえば、Windows Update ネットワーク トラフィックがファイアウォールを通過するのを手動で許可するには、Microsoft のドキュメントに従って複数のアプリケーション規則を作成する必要があります。 FQDN タグを使用すると、Windows Updates タグを含むアプリケーション ルールを作成できるため、Microsoft Windows Update エンドポイントへのネットワーク トラフィックがファイアウォールを通過できるようになります。

—–

注意

アプリケーション ルールで FQDN タグを選択する場合は、[プロトコル:ポート] フィールドを [https] に設定する必要があります。

—–

Azure FW上での設定は、Basic SKUの時にはHTTPSしか選択できないが、

WindowsUpdateに必要なHTTP処理も含めて内部的に処理をするので、HTTP/80ポートの開放は不要。

Windows OS ライセンスアクティベーション

Windows VM のライセンス認証を実施している Azure KMS サーバーでは、

3 つの固定 IP アドレス (20.118.99.224 / 40.83.235.53 / 23.102.135.246) が利用され、

ポート番号も固定されているのでAzure FWの「ネットワークルール」で設定可能。

※Azure FWのBasic SKUはHTTP/S , MySQL以外のポート指定できないのでNSGを使う必要あり

■ネットワーク ルール

Protocols : TCP

Source Addresses : *

Destination Addresses : 20.118.99.224,40.83.235.53,23.102.135.246

Destination Ports : 1688

※ご参考資料: ソリューション

強制トンネリングで KMS ライセンス認証を有効にするために Azure カスタム ルートを使用する - Virtual Machines
Azure で強制トンネリングを使用している場合に、Azure カスタム ルートを使用して KMS ライセンス認証を有効にする方法について説明します。

(抜粋)

——————–

Azure グローバル クラウドの KMS サーバーの最初の DNS 名は azkms.core.windows.net で、2 つの IP アドレスがあります。20.118.99.224 および 40.83.235.53。 Azure グローバル クラウドの KMS サーバーの 2 番目の DNS 名は kms.core.windows.net で、IP アドレスは 23.102.135.246 です。

——————–

コメント