Entra ID 勉強会(SC-300)管理単位について

Entra ID

問題

あなたの会社にはUser1というユーザーを含むEntra IDテナントがあります。
この会社には、SE部門と営業部門という 2 つの部門があります。
User1 に、SE部門のユーザーのみを管理する権限を付与する必要があります。
ソリューションは、User1 が営業部門のユーザーを管理する権限を持っていないことを保証する必要があります。
最初に何を作成しますか?

 

1.管理グループ

2.管理単位

3.リソースグループ

4.Microsoft 365 グループ

回答

2.管理単位

 

解説

ユーザー、グループ、デバイスのみを含めることができるコンテナのようなもの。

※翻訳揺れによって「行政単位」と表記されることもある

<イメージ>

Microsoft Entra ID の管理単位 - Microsoft Entra ID
より細かいレベルでアクセス許可を委任できるように、Microsoft Entra ID で管理単位を使います。

部門ごとに管理単位を作り、管理単位ごとに権限の作成ができるので、

通常のセキュリティグループよりも厳密に権限を付与できる。

特に大規模組織で事業部ごとにユーザ管理 / グループ管理 / デバイス管理を行ったり、

教育期間で学校ごとに権限を委任したい時に用いられる。

※Entra ID P1ライセンスが必要

デプロイ

Entra 管理センターの管理単位より作成

 

管理単位で対象のユーザーにロールを割り当てることで

 

管理単位をスコープに限定したユーザー権限を割り当てることができる。

 

その他の選択肢

• 管理グループ: Azureのサブスクリプションやリソースを管理するためのもので、Entra IDのユーザーを管理する単位ではない。

• リソースグループ: 仮想マシンやデータベースなどのAzureリソースをまとめるためのコンテナであり、ユーザー管理には使用しない。

• Microsoft 365 グループ: チームでの共同作業(共有メールボックスやファイル共有など)を目的としたグループであり、権限のスコープを指定するためには使用しない。

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