Entra ID 勉強会(SC-300) グループベースライセンス

Entra ID

問題

次のオブジェクトを含む EntraID テナントがあります。

・ Device1 という名前のデバイス

・ User1、User2、User3、User4、User5 という名前のユーザー

Group1、Group2、Group3、Group4、Group5 という名前の 5 つのグループ グループは、次の表に示すように構成されています。

Microsoft 365 Enterprise E5 ライセンスを Group1 に割り当てると、ライセンスはいくつ使用されますか?

A.0

B.2

C.3

D.4

回答

B.2

解説

・Group1の状況を整理

⇒E5ライセンスが付与されるのは、User1とUser3のみ

グループベースライセンスとは

○ ライセンスをグループに割り当てることで、グループ内のメンバーに対してライセンスの割当てが可能

  ⇒グループメンバーにユーザを入れたり、抜いたりすることで、ライセンスも自動付与/はく奪できる

〇グループベースライセンスを使用するには、恩恵を受けるすべてのユーザー分のEntraID P1以上のライセンスを所有している必要有

【参考】動的グループとは

〇特定の基準や条件に基づいて、自動的にメンバーが更新されるグループ

  ⇒ユーザーの属性情報で条件を設定して、条件に合ったユーザーをグループに追加可能

   例:役職(jobtitle)の属性が「教員」or「事務員」のユーザーをグループに自動追加

〇動的グループとグループベースライセンスを組み合わせた運用

⇒特定の属性のユーザーをメンバーに追加する動的グループに、ライセンスを割当てることで、ユーザーの属性のメンテナンスと同時にライセンスも自動付与/剥奪する

 例)・動的グループXのメンバー条件:jobtitle属性が教員or事務員
   ・動的グループXにライセンスを付与
   ⇒教員と事務員が動的グループXに追加され、ライセンスが自動で付与される
    ※属性に従ってグループメンバーから削除されると、ライセンスも自動で剥奪

グループベースライセンスの制約

○ 入れ子になったグループ は非対応

○ グループの直接メンバーに対してのみライセンスが付与される

Microsoft 365 管理センター内のグループにライセンスを割り当てるか、割り当て解除する - Microsoft 365 admin
Microsoft 365 管理センター内のグループにライセンスを割り当てる方法または割り当て解除する方法について説明します。

○ 今回の問題では、User1とUser3がGroup1の直接メンバーにあたるため、消費されるライセンス数は「2」となる

【参考】memberOf属性の利用(プレビュー機能)

memberOf属性を用いた動的グループ

○ 動的グループの条件として、memberOf属性で他のグループを指定すると、指定したグループのダイレクトメンバーを動的グループのメンバーとして設定可能

〇memberOf属性はプレビュー機能であり、いくつか制限事項があるため、利用する際には要検討・要検証

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