背景と概要
これまでのクラウド移行は、移行準備にかかるインフラの調査や依存関係の特定だけでなく、数多くの意思決定を必要としていました。
本セッションでは「Migration Agent in Azure Copilot」(プレビュー)を用いて、AIエージェントが自律的にデータを分析・提案・実行し、移行の計画から実行までの期間を短縮します。

現状調査によるROIの試算を数時間で
Migration Agent in Azure Copilotはオンプレミスをインターネット接続することなくオンプレミス環境を分析可能です。
PowerShellスクリプトによるオフライン検出
Migration Agent in Azure Copilotから提供されるPowerShellスクリプトをオンプレミスの仮想マシン上で実行することで、インターネット接続なく情報収集ができる設定マネージャーが立ち上がり

VMwareの1台のゲストマシンから、必要なネットワーク全体の情報を収集しzipファイルとして吐き出してくれます。
Migration Agent in Azure Copilotでの分析
吐き出されたzipファイルをMigration Agent in Azure Copilotに読み込ませることで、様々な分析をしてくれます。

このように対話型で分析ができ、インベントリの情報提供や、

ROIの分析もできます。
さらには、現状の構成 vs. 単純なリフト&シフト vs. 推奨するモダナイズ(PaaSを含めた構成)を提案してくれて、それぞれのパターンについてコスト比較も可能です。
アプリケーション中心の移行とモダナイズ

これまで、アプリケーションを構成する依存関係のワークロードの特定が難しいという課題がありましたが、Migration Agent in Azure Copilotはサーバー単位だけでなく、アプリケーション毎の通信や依存関係を特定します。
最大2000台規模のサーバー間の通信に対しても、データセンター全体で依存関係を可視化できます。
また、アプリケーション毎のROIや移行計画を可視化することができます。

Azure Portalからインベントリの管理もでき、

OSや依存関係、セキュリティリスクなどを一覧化して見れます。
フロントエンドで動いているサーバーのセキュリティハブを見るとアプリケーションの脆弱性確認や

依存しているワークロードが閲覧できます

単純なリフト&シフトだけでなく推奨構成、PaaSのみを使ったパターンなどいろいろ比較をくれる

自動化されたAzure環境のセットアップ
クラウドリフトと言っても、単純なリフト&シフトではメリットに限界があるし、コードのリファクタリングを挟むと稼働に負荷がかかるのが現状です。
上でも何度か触れていますが、Migration Agent in Azure Copilotでは自動でPaaS構成などを含めたランディングゾーンを生成してくれます。

例えば上記の画像の様に
- NWはハブ&スポーク型がいいよ
- FirewallはAzureFirewallがいいよ
- デプロイはGitHubを使うよ
というように推奨を教えてくれ、対話型でこちらから指定すれば推奨値を容共に合わせて変更してくれます。
また、構成のためのIaCコードも自動生成してくれるので、Github ActionsやAzure PipelineなどでCI/CDパイプラインを構成することもできます。
5. まとめ
アプリ中心: サーバー単位ではなく「アプリケーション単位」での移行計画が可能になり、ビジネスへの影響を最小限に抑えられます。
スピード: AIエージェントが「調査・計画・コード修正・環境構築」の重労働を肩代わりし、移行プロジェクトを加速させます。
信頼性: マイクロソフトのベストプラクティスに基づいた構成案やコード修正が提案されるため、属人化を防ぎ品質を担保できます。


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