Exchange Onlineのメールアドレスに使われるEntra IDユーザープロパティについて

Entra IDにはmailやproxyAddressなどの属性があるが、Exchange Onlineを利用する際のメールアドレスは何で決まるのかを調査しました。

結論

proxyAddressが使えるという認識で問題なさそうです。

厳密にはproxy calcというロジックにより、Entra IDのmail属性やproxyAddress属性を決定しているそうです。

Microsoft Entra ID に proxyAddresses 属性を設定する方法
proxyAddresses 属性が Microsoft Entra ID でどのように設定されるかについて説明します。 シナリオの例を示します。

実際の設定値と結果

オンプレADとEntra IDを同期している状況において、ADユーザーのmail属性、proxyAddress属性を設定した上でEntra Connectをし、Entra IDに同期されたユーザーのmail属性、proxyAddress属性がどうなり、Exchange Onlineで使えるメールアドレスがどうなるかを検証しています。

検証

オンプレミス AD 上の同期対象ユーザーに以下の値を設定し、Microsoft Entra ID へ同期した後、Exchange Online ライセンスを割り当てます。

  • mail 属性:mail@contoso.com
  • proxyAddresses 属性:SMTP:proxy1@contoso.com / smtp:proxy2@contoso.com

その結果、Microsoft Entra ID 上では、

mail 属性に proxy1@contoso.comが設定され、

proxyAddresses 属性では proxy1@contoso.comがプライマリ SMTP アドレスとして反映されることを確認しました。

また、Exchange Online においても、proxy1@contoso.comがプライマリ メール アドレスとして使用されることを確認しました。

Exchange Online においては、proxyAddresses 属性にセカンダリ SMTP アドレス(エイリアス)を追加することで、複数のメール アドレスを利用することも可能です。

具体的には、proxyAddresses 属性に対して 「smtp:」 形式でアドレスを追加することで、エイリアスとして登録され、当該アドレス宛てに送信されたメールを受信することが可能となります。

なお、当該ユーザーはオンプレミス AD から同期されているため、Exchange 管理センターからメール アドレスを直接変更することはできません。

 

また、ADのmail属性はmail@contoso.comですが、Entra IDのmail属性はproxy1@contoso.comと不一致になります。

proxy calcによってEntra IDのmail属性が書き換わっても、ADユーザーのmail属性が書き換わることはありません。(代替ログインIDでADのmail属性を利用している場合でも影響はありません)

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